五葉山神社の四年祭とは
四年祭は、住田町上有住に鎮座する五葉山神社の祭りです。神輿渡御や各地域の郷土芸能、手踊りなどによる華やかな祭り絵巻を展開し、かつて宿場町だった八日町の通りは、町民や観光客らでにぎわいを見せます。
五葉山神社の奥宮は霊峰・五葉山の山頂にあり、大同2年(807)に征夷大将軍・坂上田村麻呂が代々の国主と国家の安泰、武運長久の祈願所として建立したと伝えられています。里宮は明治5年(1872年)に村社となりました。祭りは五穀豊穣に感謝をし、家内安全などを祈願しようと4年に一度催されています。
平成26年(2014年)9月の四年祭では、五葉山神社で式典が執り行われたあと、総勢約750人による御輿渡御巡行が出発。行列には五葉山神社と里宮である八幡神社のみこしをはじめ、五葉山神社大権現舞や五葉山火縄銃鉄砲隊、八幡神社大権現、五葉山神社里宮大権現(天嶽芸能保存会)も加わり、舞や行進を披露しました。さらに、「坂本太神楽」「五葉念仏剣舞」「両向通り踊り」「恵山花取り踊り」「八日町通り踊り」などの手踊りや舞が披露されました。