綾里大権現とは
平成8年(1996年)、大船渡市三陸町の綾里地区のコミュニティー活動協議会が「郷土芸能として親しまれている権現さまのシンボルに」と作成した、日本一大きな動く大権現です。獅子頭の大きさは2メートル四方もあり、ショベルカーのアームに巨大な獅子頭を取りつけ、幕の中でオペレーターが操作します。
もともと地域では、正月行事には欠かせない悪魔払いの風習に使う獅子頭を権現さまと呼んでいました。他の地域の一人立ちの獅子舞とは異なり、獅子頭をつけた胴体を表す大きな幕の中に数名の踊り手が入り込み、それぞれ頭、胴体、尻尾と一体となって舞う郷土芸能です。