長谷寺 観音堂とは
龍福山・長谷寺は気仙三観音の筆頭に置かれ、ご本尊は聖観音菩薩です。平安から鎌倉にかけて気仙郡内の信仰を集めたといい、境内に文化財的古碑が7基残っています。観音堂の脇に白亜の収蔵庫があり、県指定文化財の木造如来座像と木造十一面観音像は平安末期の作とされます。地元では「はせでら」と呼び親しまれています。
大同2年(807年)開基。寛永2年(1625年)赤崎村中井の小田から猪川村に移転。
坂上田村麻呂に滅ぼされた「赤頭」という鬼の首を埋めた墓上にお堂を建てたと伝えられています。「鬼の牙歯」33枚が現存することでも知られています。